◆血流改善のポイントは、ふくらはぎの筋肉

 血の巡りは、体全体のコンディションを左右します。足のむくみや冷えが気になる、最近なんだか元気がでない……そんな方は、血流が悪くなっているのかもしれません。

 血液の運搬は、動脈と静脈が担っています。心臓から勢いよく血液を送り出すのが動脈で、通常「血圧」と言われているのは、この動脈血の勢いのことです。一方、静脈血は動脈血ほど勢いがないため、心臓と逆の方向に流れないよう血管には弁があります。

 とはいえ、心臓よりずっと下の方にある足やふくらはぎの血液はどうするのか不思議に思われるでしょう。ここでは、通常歩いたり走ったりすることで、ふくらはぎの筋肉が収縮と弛緩を繰り返し、血液を心臓の方向へと押し上げています。これを「筋肉ポンプ作用」と言い、ふくらはぎが「第二の心臓」と呼ばれる理由です。

◆座りっぱなしは要注意!「かかと上げ」で血流をアップ!

 では、長時間座っていたり、横になっているときはどうでしょう。筋肉ポンプの働きが極めて悪くなるので、全身の巡りが滞ってしまいます。日本人は座っている時間が最も長いという報告もありますが、家で読書やテレビを観て過ごすことが多い方や、オフィスで1日中座りっぱなしという方は要注意です。

 そこで、ヒールレイズ(かかと上げ)という簡単な運動をおすすめします。

 図のように、立った状態でかかとの上げ下げを繰り返します。足腰の弱い方は、椅子の背などに手を触れて行いましょう。30回×1~2セットがひとつの目安ですが、個人差がありますので、一定のリズムが乱れてきたら終わる位でよいでしょう。

 ふくらはぎの筋肉を動かすことで、全身の血液の流れを良くし、冷えやむくみの改善も期待できます。家の中で簡単にできますので、ぜひ毎日意識して続けてみてください。