◆なぜ体の柔軟性が必要?

 日常の様々な動作を巧みに、円滑に行うには、柔軟性はとても大切な能力の一つです。柔軟性は筋肉と腱が伸びる能力のことで、関節の動く範囲(可動域)と言うことができます。

 いわゆる体が硬い人は、膝・股など下肢の関節の動きが制限され、のびのびとした歩行ができないために、転倒や怪我をするリスクが高まります。また同じ距離・歩数でも、柔軟性が高い人に比べてエネルギーの消費量が多くなり、疲れやすくなってしまいます。

 柔軟性は、スポーツの技能の上達にも欠かすことのできない体力要素です。筋トレだけを熱心にやっていると、関節の可動域が狭まり動作が鈍くなりがちです。筋トレをする際には、柔軟性を高めるトレーニングも同時に取り入れることが大切です。

◆転倒防止やスポーツにも有効!股関節の柔軟性を高めるストレッチ

 この柔軟性を維持したり、高めたりする運動がストレッチです。今回は特に、生活動作、スポーツにおいて極めて重要だとされている股関節の柔軟性(可動域)を高めるストレッチをご紹介します。

 図を参考に、まず足裏を合わせて座ります。次に両膝に手を当てて6秒間押し合います。その後、力を緩めてリラックスします。この繰り返しです。

 このストレッチ効果で、しゃきっとした姿勢や動作が可能になり、転倒防止にも期待できます。注意点は、力を入れ過ぎたり、無理に伸ばしたりしないこと。内またの筋肉に痛みを感じない程度にとどめ、コツコツ続けることを意識しましょう。出かける前やお風呂上りなど、毎日の習慣にしてみてはいかがでしょうか。