◆スポーツサイエンスとは?

 体を動かさないことで、老化が進んだり、病気にかかるリスクが高まると言われています。動物である人間は、体を動かす機会が減ると筋肉が衰えます。ここで言う筋肉は「骨格筋」といって、歩行や立位のための体を支える筋肉ですから、筋肉が衰えると転びやすくなります。それに、筋肉が動くことで骨も刺激を受けて強くなるため、体を動かさない人は、骨まで弱くなっている傾向にあります。
 つまり、体を動かさない人は転びやすく、転ぶと骨折や捻挫を生ずる危険度が高まるというわけです。ただでさえ動く機会が少ないために生活習慣病の罹患率が高いところへ、転倒して寝たきりの状態が続いたら、要介護への道まっしぐら…という事態になりかねません。

◆日本人は“座りすぎ”簡単エクササイズを習慣に

 健康で生きがいのある生活を送るための筋肉づくりなら、何も大層なエクササイズをしなくとも、暇をみては歩き、仕事もできるだけ立って行うようにすれば、そんなに心配することはありません。
 しかし、日本人は1日の中で座っている時間が先進国の中で最も長いという調査報告があり、外歩きの機会が極度に少ない人や、コロナ禍で座っている姿勢が増えたという人は特に、最低限の筋肉づくりが必要です。おすすめは椅子を使ったハーフスクワット。ひざを痛めにくく、やり方もとても簡単です。自然な呼吸のままで、最大でも10セットを1日2回位で良いでしょう。

◆45歳からが要注意!食事も意識しようクササイズを習慣に

 エクササイズは、がんばり過ぎないのがポイント。やり過ぎは禁物です。また、効果を最大限得るためには、良質なたんぱく質をとること、そして緑黄色野菜や抹茶、アスタキサンチン等の抗酸化成分を摂取することもお忘れなく。
 筋肉は男女ともに45歳位から急激に減り出します。長時間座ったままにならないよう、普段からなるべく体を動かす生活を心がけてくださいね。