10月に3年ぶりの海外でのトレイルランニングレース「ソウル100k」に出場しました。


1000万人都市のソウルは三方を美しい岩山に囲まれており、この山々を100kmにわたり辿るのがこのレースの醍醐味と言えます。

レース前の強化期に体調を崩し、思うようなトレーニングが積めなかったこともあり序盤はかなり抑えめのペース。そのぶん心の余裕もあり、途中でスマホで珍しい風景を撮るなど3年ぶりの海外レースを堪能しました。

美しい韓国の山並み

 海外でのトレイルレースの楽しみは、観光では間違いなく見ることのできない珍しい町並みや人々の生活、そして山の景観などなど、その国の飾りない素の魅力に触れられること。

そしてエイドステイションで提供されるバラエティーあふれる補給食。今回はお粥や鶏肉や香辛料が利いたお惣菜などがありました。日本では敬遠される辛い食べ物がふんだんにあり、どうかなと思いましたが、せっかくだからと食べてみるとこれがなかなか美味しく、疲れた体を癒してくれました。

久々の再開を喜び合いました

 沿道でファンの方がメッセージボードで応援してくれたり、最終盤には現地の女性ランナーが飛び入りで伴走してくれたりと、韓国の方の人情にもふれ、苦しくも充実した時間を過ごすことができました。

序盤出遅れたものの、このような応援に支えられ総合12位(17時間18分)まで順位を上げレースを終えることができました。ようやくコロナ禍で止まっていた時計が動きはじめた感じです。

 コロナ禍の3年あまり海外の挑戦ができず目標もないなかでも地道に取り組んできたトレーニングの成果を出すことができホットするとともに、還暦まで海外レースで活躍するという長年の夢に一歩踏み出すことができた気がします。今後も加齢と闘いながらも挑戦を続けていきたいです。

 最後に韓国には多くの友人がおり、まさにレース当日に54歳の誕生日を迎えたこともあって、歓迎の会を設けて頂くなど久しぶりの再会を喜びあいました。またコロナ禍の前のように海外の友人たちに出会う旅も今後も続けていければと思っています。

レース当日は54歳の誕生日でした!
まだまだ旅は続きます