昨年11月に4年ぶりに群馬県神流町にて『神流マウンテンラン&ウォーク』が開催されました。

この大会は2009年に私がプロトレイルランナーとなり初めてプロデュースした大会で2018年以降、台風被害、その後はコロナ禍で開催できませんでしたがようやく復活することができました。

4年ぶりの復活!

 神流町は人口1700名足らずの小さな過疎の町で、温泉や名所と呼ばれる観光地もなく、また全国的にも有名な名峰もなく来訪者は少ないのですが、落葉広葉樹のうっとりするような美しい森があり、この森をテーマとしたこの大会が今や町の最大のイベントとなっています。

もともと神流には「来た方を心からもてなす」という文化があり、この土地柄も相まって日本一温かい大会と呼ばれるようになりました。

足湯のおもてなし

 大会参加に際しては山間の遠隔地であるため前泊が必要となりますが、数百人に及ぶ参加者が宿泊可能な施設がないため、個人宅に泊めて頂く民泊制度を実施しました。

これが見事にこの大会を更に盛り上げる流れを作りました。都会から来る参加者には、まるで田舎のおじいちゃん、おばあちゃんに会いに行くようなかたちとなり大会後も交流が続きました。

エイドには地元食材が並ぶ

 前夜祭では地元のお母さん達による地元食材の料理でのふるまい、最後は「神流マウンテンラン&ウォーク」のテーマソングで盛り上がります。

大会コースは決して楽なものではありませんが、住民の皆さんによる手旗での応援、途中では地元の方々による私設エイドなどもあり、「祭り」のような雰囲気の中で参加者も住民も楽しむことができます。

1泊2日の田舎旅行というコンセプトで、決してお洒落で洗練された雰囲気の大会ではありませんが、何とも素朴で心温まる経験が出来ると思います。

たくさんの住民の方々が応援してくれました!

 過疎地であるためコロナ禍のこの3年間は町では小さな集会ですら開催されなかったそうですが、この大会が止まっていた時間を再び進める契機となりました。是非とも皆さんもいつか神流の魅力的な人情に触れて頂ければと思います。

*アスタリールは、鏑木選手がプロデューサーを務める「第14回神流マウンテンラン&ウォーク」に協賛しています。